第26回日本生殖内分泌学会学術集会

ご挨拶


金沢大学医薬保健研究域
医学系医学類生殖・発達医学領域
産科婦人科学
藤原 浩
 この度は第26回の日本生殖内分泌学会学術集会を担当させていただくことになり、大変光栄に存じます。歴史を重ねてきた本学会のさらなる発展に貢献できるように教室員一同鋭意準備をすすめております。
 テーマとしては掲げておりませんが、本学術講演会では内分泌系と協調して生殖現象の制御に関わる免疫学についても議論を深めることを目的として特別講演に生殖免疫学の専門家である日本大学医学部病態病理学系微生物学分野の早川智教授を演者としてお迎えすることにしました。また生殖臓器の腫瘍学との接点を探る目的で、遺伝子改変マウス実験の専門家である金沢大学疾患モデル総合研究センター長の大黒多希子教授に同じく特別講演として性ホルモン依存性生殖臓器の悪性化に関わる新しい知見をご紹介していただく予定としております。生殖現象をより内分泌学も含めた高い視点から俯瞰できる機会を提供できればと考えております。また一般口演との兼ね合いでスケジュールに余裕があれば教育講演として東京医科大学産婦人科の小野政徳准教授に子宮機能における時計遺伝子のトピックをご紹介いただく準備をすすめております。
 開催日は現在のところ下記にお示ししますように2022年1月8(土)〜 9日(日)に金沢駅前の金沢市アートホールを予定しております。ランチョンセミナーは規制により準備できませんが、会場周囲には食事処が多数ございます。また対面での開催形式を考えておりますが、新型コロナ感染症の状況によってはハイブリッド、または完全webの開催にも対応できるように準備しております。1月は積雪が激しい年もありますが、金沢に訪れていただくには食事も美味しく情緒ある時期ですので皆さん奮って御来沢いただければ幸いです。